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東北地方 食レポ

仙台の東洋軒本店に行ってきました!

それは初めて行く病院の診察帰りでした。
診察の帰りという事もあり、時間は2時ちょっと前です。
病院自体が繁華街の通りにあるので営業しているお店もなかなかありません。
お腹が空いて遠くに歩いていくような体力もテンションもなく病院の周りをぶらぶらしていました。

そこは晩翠通り沿いの病院から少し繁華街に入ったお店です。
近場のバス停が「東北公済病院戦災復興記念館前」です。
そこから病院の正門と逆側の通路を繁華街に向かって歩いて10秒にお店があります。
名前は「東洋軒本店」さんです。
上の方に看板が大きく飾ってあり、メニューの食品サンプルが飾ってあるちょっとレトロなお店です。
入ってみると中国っぽい提灯や大きな扇子が飾ってあります。
柱や囲いが赤く塗られていて異国情緒漂うお店です。

日替わりランチが2時までなのですが、間に合ったので早速注文しました。
その日は木曜日です。
メニューは五目あんかけ焼きそばのランチです。
ハーフの五目あんかけ焼きそばとチャーハン、エビチリが2つと小さい付き添いのスープがセットです。
これだけついてお値段が、なんと、820円(税抜き)なんです。
1000円いかないことにびっくりですよね。

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でも、量が少ないんじゃないの?とか疑ってしまいましたが、疑ってごめんなさい。
ハーフの五目焼きそばは単品で頼んだかと言わんばかりの大きさ。
見るからにお野菜が盛りだくさんなんです。
では、ひとくち、パクリ。
あんがすごくダシが出ています。
風味だけでご飯3倍はいけそうな、でも、しつこくも薄くもなくちょうどいいあんなんです。
何で出汁をとっているのか聞くと野菜や鶏だと言っていました。
でも、鶏の嫌なにおいがなくスルスルとのどを通ります。
また、カリカリに焼かれている麺が噛むたび「パリッパリッ」と音をたてるのでとても噛み応えがあります。
程よく焼かれた麺が固いのですがあんを吸ってちょっと柔らかいところも出てくるんですよね。
でも、焼かれて固くちょっと焦げたこうばしい麺が主張してくるのでとっても美味しいです。

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チャーハンも見た目こそ小ぶりなものの、具は卵にネギ、チャーシューと一般的なもので手なんて抜いていません。
お米は火も通っているのにパラパラです。
全然くっつくていません。
卵はスクランブルエッグよりももっと細かい感じですがあまみや風味を感じます。
そしてチャーシュー。
ここのチャーシューは豚なのですが、チャーハンに豚のうま味が広がっています。
煮込まれたチャーシューが角切りで入っています。
もう、チャーハンに豚が住んでいるんじゃないかと言わんばかりに豚の香りに包まれています。
豚が占領しているところにねぎが引き締めに来るんですよ。
でも、豚をつるし上げるような辛みではなく、豚と一緒に共存するような甘み。
豚を生かしているねぎなんですね。
ねぎがあまいおかげで豚の豊かな香りがチャーハンで一番のインパクトになっています。
味付けも程よくしょっぱく、香る程度についています。
無心でかきこみたい一品です。

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おまけ程度についてきたと思っていたエビチリも大きくて甘辛なんです。
エビチリと聞くと大抵の人は辛いものと想像してしまうでしょう。
一口目が甘いんです。
噛むとブリンとする歯ごたえなんです。
1尾がとても大きいです。
片栗粉でつけたであろう衣にチリソースが染みていて美味しいですよ。
チリソースも甘いのですがあと味にピリッと辛いんです。
2尾しかいないのにいっぱい食べた感があります。
そして、後を引くチリソースの甘みとうま味でおかわりがしたくなる一品です。

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最後はスープですね。
このスープは先ほどの五目あんかけ焼きそばにも使われているそうです。
鶏と野菜出汁なのに鳥の脂のにおいがないんですね。
脂を感じないのでさらさらしていてもうジュースのように飲めてしまうのど越しのいいひとつです。

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日替わりのランチは毎日1000円いきません。
とってもボリューミーで中華独特の味が楽しめるお店です。
是非行って見てください。

詳細情報です。
住所:宮城県仙台市青葉区国分町二丁目3-19。
営業時間:日祝は12時から21時45分/平日は11時30分から翌朝3時45分
電話番号:022-261-5565
定休日:無休

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