
ひと言に「新宿駅」といっても、路線が複数あるわけで、ビジターにとって乗り換えは厄介なものです。
改札から改札がお隣なら、迷わなくてすみますが、一駅くらい離れているのではないかと思うのが、ターミナル駅の乗り換えです。案内板は、そこここにありはしますが、人の多さと独特な雰囲気、慣れない『場に飲まれる』というのもあって、乗り換えひとつで疲労感が半端ないのは、気のせいでしょうか。
JR線の「東改札」から、丸の内線の「東改札」(あるいはその逆)への乗り換えは、人混みさえ耐えられればなんとかいける、のが端的な印象です。
個人的な鬼門は、やはり「西口地下広場」。
そのほぼ南北に位置する京王線と丸の内線「西改札」間の乗り換えは、富士の樹海に赴くような認識です(樹海には行ったことないですけどね)。
位置さえ把握していれば、「地下広場」を横断するだけなので、どうということはないはずなのですが。
ちなみに、丸の内線「西改札」と京王線の位置関係を簡易に記せば、以下のとおり。

この簡略化した図を見れば、何が「樹海」だ、と思うかもしれません。然るに、図にはない、人とか人とか人とか、柱とか階段とかでっぱりとかで、果たして、目的の改札にたどり着けるのだろうか、方向はあってるのだろうか、という気になるのです。独特の空間の独特の雰囲気に不安になる人の心理は、図には表わせません。
無我夢中で進んでたら、とりあえず着いてた。ほっ。
「西口地下広場」の横断は、いつもそんな感じです。

(上)一部閉鎖中の「西口地下広場」。迂回路がわかるように、案内が出ているけれども。

(下)京王線の入口前。案内板はあっても、どこが入口か、判別できますか?