まず一つ。大江戸線「新宿駅」と「西新宿駅」は、お隣同士だと思っていた。
JR新宿駅の北側(丸の内線側)に大江戸線「新宿西口」駅、西口地下広場を挟み、南側(京王新線側)に大江戸線「新宿駅」。その間に、大江戸線の駅はない。ならば、大江戸線「新宿駅」から電車に乗れば、次は「新宿西口駅」で(あるいはその逆パターンでも)、西口広場や『京王モール』をわざわざ徒歩で進まなくともよいのでは?
そう思っていた。
愚かだった。
大江戸線「新宿駅」と「新宿西口駅」を阻むもの。それが、「都庁前駅」だ。
大江戸線「新宿駅」から「新宿西口駅」に行くには、あるいはその逆も、「都庁前駅」に寄り道しなければならない。
上記の路線図のとおりである。
大江戸線「新宿駅」から「新宿西口駅」は、駅ひとつ挟んですぐじゃないか、というかもしれない。山手線だったら、その言い分に賛成だ。丸の内線でも、賛成する。しかし。
もう一度、上記の路線図を見ていただきたい。大江戸線は、「都庁前駅」で路線が上下で切れているのが、確認できるだろうか。
都庁前駅の時刻表では、飯田橋方面、中野坂上方面、大門方面と3つに分かれている。つまり、単に、大江戸線「新宿駅」⇔「新宿西口」ではないから、すんなり行かないと想像に難くない。
路線図をパッと見れば、大江戸線は「環状線」に見えるかもしれない。
けれど、都庁前駅で「中野坂上方面」への路線が伸びていて、つながっていない。電車は、単にぐるぐる周って走っているわけではないのだ。なので、新宿から大江戸線で「大門方面」に行きたいのなら大江戸線「新宿駅」、「飯田橋・本郷3丁目方面」に行きたいのなら「新宿西口駅」と、駅を使い分ける必要がある、という話。
めんどくさっ。