「嵐山」VS「上里」
量産品のお土産は、同じ中身をパッケージだけ変えて、それ専門の工場で作っていると聞いたことがある。まあそんなものだろう、と納得した記憶もある。
反面で、そこでしか買えない、そこでしか食べられないというものもある。高速道路のSA・PAでも、その場所でしか売っていないという謳い文句で、購買意欲を刺激する戦略もあろう。
立ち寄ったPA・SAで、何か目新しいものはないかと物色してしまう筆者などは、そんな戦略のいいカモである。
「嵐山PA」は、以前、美味しいブリュレが売っていたが、記憶にあるものがなかったので、ちがうものを手に取った。
『八高線焼き』だ。小休止には丁度いいと思って購入。味も悪くないので、知人へのお土産に追加で買った。
それなのに。
とり立てて理由もないのだが、その日はなんとなく「上里SA」に立ち寄った。手土産は、「嵐山」で既に買ってある。トイレ休憩も必要なく、売店をブラブラしていたら、目についたもの。
あれ?
似てる。さっき買ったアレに。
といっても、比べただけ。
『八高線焼き』も『かみさと焼』も、同じ製造者で原材料も一緒。味も同じ。つまり冒頭の「同じ中身でパッケージちがい」だった。
ちょっとがっかりした。
比べたら同じだった
結局のところ、「いいカモ」だったというわけだ。