
ご存じの通り、小田急新宿駅には、3つの改札がある。「西口地上」と「西口地下」改札、そして「南口」改札である。
”降車駅"では、行く先(目的地)に合わせて、どの改札から降りるかを決め、目当ての改札にむかう”というのは、電車を利用する人がおおよそやっているセオリーではないだろうか。
では、”乗車駅”の場合は、どうか。
自分がいる場所から最も近い、「最寄りの改札」あるいは、自分が場所を知っている改札を使い、とりあえず、駅構内に入って、電車の時刻に間に合えばいい。そんな感じ。
然るに、改札から入ったはいいが、お目当てのホームまで、けっこう遠かった。なんてことが、個人的なあるあるだ。
新宿駅のような始発駅で、座席指定のない電車に乗る場合、時間帯にもよるが、ホームで並ぶこともよくあること。発車時間より、少し余裕をもって駅に着いたとしても、改札からホームまで時間がかかれば、あてがはずれて列の後ろに並ぶはめになる。
上記のとおり、小田急新宿駅には、「西口地上・地下」改札、「南口」改札がある。
この駅のヘビーユーザーには常識以前の話であろうが、この3つの改札の違いは何か?改札の設置場所はいうまでもなく。
日常的に使うことは少ない筆者は、無事に電車に乗り降りできればそれでよく、考えなしに改札を利用していた人間なので、「違い」も何も、3つとも同じ「小田急新宿駅」の改札でしかなかった。が、あらためて、小田急電鉄のホームページを見たところ、以前の自分の愚かさに気づく羽目になった。
3つの改札は、改札階が異なる。端的にいえば、これが答えだ。
加えていうなら、改札階につづくホームのあるなしとそれに伴う発着する電車の違い。
「南口改札」は、地上2階で、改札階にホームはない。結果、ホームの行き来には上り下りをすることになる。
「西口地上改札」は、1階で、2~6番線のホームと同階だ。
「西口地下改札」は、地下1階、7~10番線のホームに続いている。
ちなみに、ホームページ(*駅平面図のタブをクリック)で見たところ、小田急新宿駅の1番線ホームは、ない。どして?
小田急新宿駅を利用した人なら分かると思うが、ホームには、乗車と降車専用があり、各駅停車とそれ以外の電車でも異なる。
降車ホームは、1階6番線および地下1階では7と10番線
各駅停車は、地下1階の8と9番線で、それ以外のロマンスカー、急行等々は、1階の2~5番線だ。
なので、各駅停車に乗車する時以外は、「西口地上改札」を利用するのが得策(ほかに考慮する条件がない場合)。というのが、今回の結論です。