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バイク バイク免許(普通2輪MT)取得記

バイク教習日記 4時限目(1-4)「シミュレータで状況体験!」①

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今回は、4時限目です。
4時限目ではシミュレーターによる模擬走行を体験します。

習ったこと

この日は、シミュレータを使用してブレーキ操作とコーナリングについて実際に行動で起こり得る状況を再現し、模擬的に走行することで危険な走行状況を疑似体験しました。

なぜ、シミュレータを使用するのか

シミュレータを使用するのには色々と訳があります。
まず、シミュレータは事故が起きても安全です。

しかも実際に公道で起こり得る危険な状況を再現することができ、更に分析することができるからです。
気兼ねなく事故ることができるというわけです(^^;

まあ、そうならないようにポイントを学ぶわけですが(^^)d

慣らし運転

まずは、シミュレータの操作に慣れるために、慣らし運転ということで、画面上のコースを少し回ります。
この際の運転は実際のバイクに乗る動作と全く同じにします。

ギアをニュートラルに入れて、更にエンジンキーを回して、セルスイッチによりエンジンをスタートさせます。
次にギアを1速に入れてスタートです。

場合によっては、シフトアップしたりしながらシミュレータの中に再現されたコースを教官に言われた通りに走行します。
この操作により、シフトアップ、ダウンの感覚を思いだしながら、走行をします。

これを右回り、左回りを織り混ぜながら一通り行います。

ブレーキング

慣らし運転が終わったところで、本題に入ることになります。
先程も記しましたが、本来は転倒などの危険がある走行状況を体験できるのがシミュレータの良いところです。
ここでは、まずブレーキ操作について学ぶこととなります。

ブレーキの特性

バイクにはいくつかのブレーキ機能が備わっています。今回はエンジンブレーキを除く、フロント、リアの2種類のブレーキについてその特性を学ぶ事になります。

まず、右手でブレーキレバーを握って操作するフロントブレーキに多いのが「ディスクブレーキ」です。
ディスクブレーキは制動力が強いのが特徴です。

ディスクという円盤を表裏から挟んでその摩擦力で止めるため物理的にも効きやすい構造です。
更にディスクの部分が露出しているため、風などが当たり冷却も早いのが特徴です。
その為、使用頻度が高くても安定してブレーキが効きやすいと言えます。

次に右足でフットブレーキを操作するリアブレーキですが、こちらはドラム式のブレーキが多いようです。
ドラム式ブレーキの特性は、ドラム内にあるブレーキ板をドラムの内壁に押し付けてその摩擦で止める構造になっています。

ドラム内にブレーキの部分が入っているので露出されていません。
また、ディスクブレーキの様に挟み込んで止める構造ではなく押し当てる構造なので、ブレーキの効きについては、ドラムブレーキの方が弱くなります。

バイクの特性として、ブレーキをかけた際に制動力の強い前輪に力がかかり、結果として沈みます。
すると、後輪のグリップ力は減少し地面に対する摩擦も減るため、あまり強い制動力は求められないため、ドラム式が採用されています。

ブレーキ時は前輪が沈み込むため後輪はグリップ力が弱くなって、効きすぎてもロックしてザザーっと滑ってしまうだけでしょうし(^^;

ちなみに、教習車はフロントもリアもディスクブレーキになっているそうです!!
ただ、リアのディスクブレーキは、効きを調整してあるそうです。

へぇ~(^^)

掛けるべきブレーキの割合 その1

ブレーキの構造が分かったところで、実際にシミュレータ内でブレーキングを行ってみることになります。
その際に、車体にかかるブレーキの特性をうまく利用してブレーキの比率を調整することが求められます。

先程も記しましたが、制動力の強いフロントブレーキにより、車体は前に沈み込みます。
同時に前タイヤにかかる荷重も増しますので、タイヤは潰れて路面に対する接地面積が広くなり、更に制動力が増します。
後輪は逆にかかる荷重が減りますので、制動力は前輪ほど強くなくなります。

この状況でもっとも効果的な制動力を発揮できるのが、前輪7割、後輪3割の比率によるブレーキ配分です。
ブレーキ操作でのシミュレーションでは、このブレーキ配分で操作を行うようにします。

時速40km

早速、ブレーキ操作のシミュレーションを行いますが、まずは、40kmでの操作になります。
シミュレーションでは、エンジンをスタートさせるところから始めます。

1速→2速→3速とスピードをあげますが、シミュレーター側では最高でも40kmしか出ないように設定されていますので、フルスロットルでOKです。

次にブレーキ操作をスタートさせるラインまでしっかりと40kmを維持して走ります。
ブレーキ操作を開始するラインに達したら前輪7割、後輪3割の比率でブレーキをかけます。

ところが、これが意外にも難しいのです(>_<)
私の場合はこの比率が全くの逆になりました(T0T)

つまり、前輪3割、後輪7割となってしまいました。
この原因は明らかに自転車による影響だと思います(^^;

自転車の場合だと、前輪ブレーキはかけると、「100%すっ転ぶ」という事が実体験で身に付いているため、後輪をメインブレーキとして使用しているからに他なりません。
その際の比率はまさに前輪3割、後輪7割です。

「前輪ブレーキ=転倒」という鉄の掟が体に染み込んでいるのでこれは難儀しそうに思いました。
実際に、2回目のトライアルでも前輪3割、後輪7割でした(T0T)

3回目のトライアルでは極端に逆になり、前輪9割、後輪1割となりダメでした。
4回目のトライアルでも前輪9割、後輪1割でした!おーい、頼むよ~(>_<)

ヤバい、うまくいかん!!

5回目のトライアルで何とか前輪6割、後輪4割になりました。

止まるまでの距離は10mでした。
これは悪くないそうです。

時速60km

何とか比率が理想に近くなったということで、次にスピードを上げて60kmでの走行で同じようにブレーキ操作のシミュレーションを行います。
今回も同様に60kmまでしか出ないように設定されていますのでフルスロットルです。

1速→2速→3速→4速と上げて60kmまでスピードを上げてからブレーキスタートラインでブレーキです。
6回目になる今回は、まぐれか何なのか分かりませんが前輪7割、後輪3割になりました!

やったーo(^o^)o

7回目のトライアルでもこれまた前輪7割、後輪3割になりました!
よっしゃー(^^)d

停止するまでの距離は20mでした。

スピードは20kmしか上がっていないのに、停止するまでの距離は倍になっています!
スピードとは恐ろしいですね(^^;

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